突然ですが、皆さん息していますか?
答えはもちろん息をしていますよね。
息する=生きている
だと私は感じています。自分がどんな呼吸をしているか意識を向けることは日常ではほとんど無いと思います。
楽しいときの呼吸、怒っている時の呼吸、リラックスしている時の呼吸、集中している時の呼吸、寝ている時の呼吸、それぞれ呼吸の質が違うこと、深さが違うことに一度意識を向けてみるのも、ご自身の本質や癖を知るためにはとても有効だと思います。
ひとつ言えることは、どんな状況でも生(息)きているということです。
そのどんな時でもしている呼吸の質を変えるだけで、身体や心に大きな変化が訪れます。
今日は呼吸への意識の向け方、呼吸法を少しだけお伝えしようと思います。
まずは、今現在の呼吸を観察します。
コントロールせずにいつも通りの吸う、吐くを繰り返します。
吸いやすいのか、吐きやすいのか、肩に力みがあるのか、眉間にシワが寄っていないか、奥歯を噛みしめていないか。など自分の身体に起きていることに気づきを得ます
日や時間に寄っても呼吸は変わりますので、今の自分に目を向けてみましょう。
気づくことが出来たら次はその気づきに対してアプローチをしてあげましょう。
次に深い呼吸を意識します。
鼻から大きく吸う。なるべく最後まで吸い切ります。
鼻から吐く。なるべく最後まで吐き切ります。
(鼻からの呼吸が苦しければ、無理をせず口からで大丈夫です、徐々に慣れていきましょう)
吸う時にお腹を大きく膨らませる様に意識を向け、吐くときにお腹がしぼむ様に意識を向けてみましょう。
このお腹を大きく動かす呼吸を何度か繰り返します。
そして、またご自分の自然な呼吸を繰り返します。
さっきよりも呼吸の吸いやすさ、吐きやすさを感じてみてください。さっきよりも肩の力みが抜けている事に気づきます。
日常で呼吸が浅い方がほとんどです。5分でもいいので深い呼吸を続けてみて下さい。お腹(横隔膜)を緩めてあげる癖を身体につけることで無意識に深い呼吸へと身体を導きます。深い呼吸を身体に送ることで、酸素や血液などが身体全身へと運ばれます。筋肉が温まり代謝アップへと繋がり、活き活きと生活ができます。また、横隔膜が柔らかくなることで副交感神経が優位になりリラックス効果も高まります。
余談ですが、猫背やストレスを多く感じている方は横隔膜が固くなり吸う時に肺が広がれず、吸うことが困難な状態になっています。身体が危機を感じて、「スーーーー。」「はぁ~。」とため息をつくような呼吸を繰り返します。この状況が続く事で今度は肩で呼吸を繰り返し、首や肩の凝り、頭痛、眼球疲労、自律神経の乱れの原因になります。
ヨガをすることで呼吸に意識が向き、自律神経を整える。自律神経が整う事で呼吸が深くなる。良い循環ですね。
ヨガをすることで自分の内側にある本質に気づき、今よりももっと生(息)きやすくなります。是非ご自分の身体で生(息)きやすさを体感しに来てください。たくさんの方がヨガで幸せになれますよに☆